the Caduceus of Hermes

Gungnirは放たれた


婚約披露パーティーも終盤に近づき
ホールではオーケストラの奏でる曲にあわせ、貴族達が談笑をしている
そんなどこにでもあるような光景も、そろそろ見飽きてきたその時

四発の銃声が聞こえた

周りを見渡しても、酒の入った人間は気がついていない様子
しかし私には、その銃声が誰の銃から発せられたものなのかすぐに理解した

ケイ隊長の銃だ

ロンズデール警護隊ギフトシュランゲ隊長の持っている銃は最新式のリボルバー
その銃口に刻まれた二重螺旋から生み出される音は
世間に出回っている銃より、軽い銃声がする

私は銃声の聞こえた方角へと歩みをすすめた

そう、自分のもう1つの役割を果たすために




「一体何事ですか!?・・・っ・・!?これは・・・っ・・・!」

パトリック様に広がる紅い華
それは知識の世界でしか知らない自分であっても
致命傷であることを納得させるには十分だった

その時視界の片隅で動く、ナイフを持った1つの影

(クラウス様?)

その影の正面には・・・

(ノア殿!?・・・・パトリック様!!)

身体は自然と動いた。
私はロンズデール警護隊ギフトシュランゲメンバー
オスヴァルト・ハーゲン・ダブロフスキー
主君に仇なす者は誰であろうと排除する


高笑いと共に前にでるレオン殿
私の持っている情報が正確なら
今現在、この場にいる者の中で最も厄介な「敵」だ

相手はクラウス様を含めて三人
こちらはギフトシュランゲ三人
パトリック様をお守りするための条件としては有利と判断できるが・・・
拭い去れない不安が、全身を支配していく・・・

だが・・・
彼らは退いてくれた
宣戦布告とも取れるセリフを残して・・・


すべてが終わり、部屋に残された私は
パトリックを演じ続けた男に目をやる

ウォーレン殿
あなたほどの男が、何ゆえこのような結末を迎えたのか
それが望んだ結果だったのか
「グラム」は古ノルド語で「怒り」を意味する
あなたの怒りはもしかすると・・・

この世から旅立った男の冥福をオーディンに祈る
そして、この出来事に対する顛末はと考えると・・・

・・・・明日からまた忙しくなりますね
 
警護隊 オスヴァルト 20:30 comments(0)
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