the Caduceus of Hermes

verlorenen


やっと……
やっとの思いで、忍び込んだはずだったのに

ずっと時間が経っていたような気がした
それはとても長い長い時間で
けれど、現実に流れていたのは、そう長くはなかったのかもしれない

ようやく会うことのできたシャルロッテ様はお元気そうで……
本当によかった……けれど


ノアッ……!!!!


アイツのせいだ……!
アイツがエグレッタ・サクラに来てから、色々なことがおかしくなっていった!

シャルロッテ様がいなくなり
マックス様とスヴェンさんが、あらぬ疑いをかけられて拘束された

くっ……
だから

だから

僕が取り戻さないといけないと……
そう思ったのに……

マックス様とスヴェンさんの疑いを晴らす方法もわからない
でもあのおふたりは違う…
絶対に、何かの間違いなんだ……!!

お父上を……
エッフェンベルク伯爵様を殺害などされるはずが…!!




「お父様を殺したのは私なのよ」



次の瞬間、脳裏に声が響く

透き通るような憂いを帯びたシャルロッテ様の声が


嘘だ……


シャルロッテ様がエッフェンベルク伯爵様を……?
そんなわけない……!
そんなこと
あるはずが……!!!!

けど、あの様子は一体……



けれど
僕の声が届くことは
もうないんだ……
近侍 ハリー 20:30 comments(0)
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