the Caduceus of Hermes

Unlucky


今日はとことん運のない日なのね。








体調が優れない、というシャルロッテ様に
寝室の準備を、と慌てて寝室へ飛び込んだ。

丁寧に、けれど素早く済ませ
シャルロッテ様がいらっしゃる隣室へ。


「失礼致します。シャルロッテ様、寝室の準備が整いました…」


寝室へご案内を、と顔を上げた視界に入ったのはシャルロッテ様

…ではなく


”パトリック様”


何故、彼がここに?
どうして、あの方ではなく彼がここにいるのか…?

混乱する思考に思わず顔を逸らすが、
聴こえた苦しげな声に振り向くと
ソファにいる彼の下、押し倒され首を絞められているシャルロッテ様。

あぁ、何故すぐ気がつくことができなかったのだろう。

糸の切れた人形のように、ぐったりとしたシャルロッテ様に
慌てて駆け寄ったものの、ギフトシュランゲのように戦えるわけでもなく…。


部屋の出入り口へは、彼の前を通らなければならない。

後退しつつ、とにかく誰か呼ばなくてはと声を上げ隣室へ

…なんとか逃げ込むことができたものの、
隣室へ飛び込んだ瞬間、首への衝撃に視界がぶれた。
飛び込んだ勢いで床へと倒れるが、遠のく意識に起き上がることが出来ない。



あぁ、どうか、声に気づいて早く誰か駆け付けて…
シャルロッテ様がご無事でありますように。



パトリック様、貴方に害が及ばない事を、お祈りいたします…。

 
メイド シーナ 20:30 comments(0)
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